人間を見る力をつける

対人関係の悩みは尽きない

職場や家庭、あるいはサークルで、尽きないのが対人関係。コミュニケーションをよくしたいと考える人は大勢います。そこで、コミュニケーションやコーチングのセミナーに出席する人も多いと思います。

セミナーではとてもよい理論を教えてくれます。いちばんよく言われるのは、「まず、相手の言うことをよく聞きなさい」ということでしょうか。

たしかに、人は自分の話を聞いてくれる人に対しては好意をもちます。でも、人を説得したり動かすときには、聞いているだけではすみません。もちろん、セミナーではそのための理論も教えてくれます。

「情熱で話せ」とか「資料をしっかり用意してから話せ」

こういうことはよく聞かれるフレーズです。しかし、実はそれだけでは不十分なのです。相手の好みに応じた説得方法を採用しなければいけません

相手が「信頼関係をとても重視する人」なのに理屈で攻めたら、相手は「理屈なんか聞きたくない」と言って席を立つかもしれませんよ。そこまでしなくても、よい印象は与えられませんね。こんなタイプには、いくら論理的に話をしてもあまり効果はありません。

相手に応じて話をもっていかなければならないのは、当たり前のことです。誰でもわかっていることでしょう。でも、この部分は全くといってよいほど手がついていません。ほとんどの教育機関は、これについてはお手上げです。せいぜい「注意深く観察しろ」と言うくらいでしょう。でも、何を、どう観察すればよいのでしょうか。

それを私はあなたにお教えしたいのです。大事なのは相手がどういうタイプかを見抜き、その相手にふさわしい言葉で語りかけることです。

あなたが、そのタイプをあらかじめいくつか知っていれば鬼に金棒ですよ。ただし、人間の勉強はそんなに簡単ではありません。そこで、入門編として、人間の累計をまとめたものが
『行動分析の手引』です。

これを読めば、対人関係の対策はいくらでも思いつきます。もし、思いつかなければ私にご相談下さい。L研クラブという会員組織でアフターサービスを行っています。


相手の手の内がわかれば絶対有利です

私は20代から30代のはじめにかけて、経営コンサルタント会社で企業戦略の立案に従事していました。分析技術にはそれなりに自信があり、提案はよいものだと思っていました。ところが、その提案がなかなか受け入れられないのです。

対人関係がまずいのか、人とスムーズに意見を共有できないのだろうか、などとずいぶん悩みました。その結果、技術だけではだめで、人間を心理的に動かさないといけないのだろうなと思うようになりました。

そして、もっと人とうまく和すことを考えるべきかなと思いました。でも、私は酒は飲めないし座もちも悪かった。困ったなあと思っていたとき出会ったのが体癖論です。

それ以来、体癖論をベースにして、人間がどう動くかを観察する訓練を繰り返してきました。それが人間を観る眼を養うことの重要性を唱えるようになったきっかけです。

私にとっては体癖論との出会いは実に大きかった。酒席や接待の席を設けるようなことをしなくても、一緒に仕事をしていけば自然と人と仲良くなれました。

また、仕事もスムーズに運ぶようになったからです。この人の精神状態はいまこうだから、ここでこういう提案をしてあげればとても役立つに違いない――そういうようなことが、さっと分かるようになったのです。

営業にも役立ちました。ある会社に企画書をもっていったところ、担当者がなんとなく不安そうな顔をしていました。そのとき、彼がどういうことに不安をもつタイプか私にはわかりました。

そこで、彼を安心させるために、彼が好みそうな参考資料をつけたり、彼に好まれる体裁に企画書を提出しました。予想どおり彼は安心したようで、私は受注を得ることができ、仕事は順調に進みました。

このように、相手の考えていることがある程度推測がつけば、仕事を進める上でとても有利です。ただ、体癖論は整体の技術と密接な関係があるため、一般の人に理解しづらいところも多々あります。そこで、一般の人にもわかりやすい、人間の行動特性のところをまとめたのが、『行動分析の手引』です。


どうやって相手のタイプを見抜くのか

人間のタイプを見抜くのはたいへん難しいことといえます。特に初対面のときはまったく情報がありませんから、特に難しいでしょう。それに、多くの人は自分のわまりの人くらいしかよく知りません。それらの人は、自分とわりとよく似た人です。これでは情報不足になります。

そうはいっても、すべての人間のパターンを自分の人生経験だけで学ぼうとするのは不可能です。そこで、役に立つのが『行動分析の手引』です。

人間には大まかに言って5種類の行動基準があります。

  • 理論とか理屈が好きで、名誉に敏感なタイプ
  • 好き嫌いの感情で行動するタイプ
  • 利害とか損得勘定で行動するタイプ
  • 勝つか負けるかで行動するタイプ
  • 愛の感情で行動するタイプ

これが人間の基本的行動基準です。さらに、これらに裏と表のタイプがあって、合計10種類のタイプに分類されます。

無料ebook『行動分析の手引』

このたび、「eBook行動分析の手引」をPDF版で入手いただけるようにいたしました。この資料は、人間行動を10種類に分けて、人間理解を進めるものです。

拙著『リーダーの人間行動学』の人間分析の元になるものです。これを読んでから拙著をお読み頂くと、人間を見る力が一層伸びると思います。

また、こちらの人間分析学ブログがなぜこういうことが言えるのか、その原点ということになります。

画像の説明



人間分析にご興味のある方、対人関係にお悩みの方は、下のダウンロードボタンをクリックしてお申し込み下さい。費用は無料です。

携帯メールアドレス(ezweb,softbank,docomo)やiCloudのメールアドレスは使えません。プロバイダーメールかgmailやyahooメールをご利用下さい。


行動パターンの違いでどういう変化が職場や社会に起きるのか、以下は実例です。

営業所の混乱

新しい営業所長が異動してきました。いままでの所長は、訪問計画書をさっさと書いて、すぐに外回りをすればよかった。その上司は、計画書や報告書は薄ければ薄いほどよいと言っておりました。それに、事務所に営業マンがいると怒り出しました。

ところが、新任所長は、きっちりした計画書をつくらせ、しかもそれぞれについて微に入り細に入り質問するのです。その質問がまたねちっこい。そんなことを聞いて所長はそれを何に使うのか。みんな不思議に思うのですが、それがわからないと不安らしいのです。

おかげで営業マンは外回りをする時間がとれないとぼやきだしました。

ほかにもいる変わった上司

ある上司は、自分ではあまり行動しませんが、「夢」や「理想」を声高らかに唱えて、部下をたきつける。オバマさんのような人です。それが実にうまいんです。乗せられるんですよ。実は、新興宗教の教祖に時々そういう人がいます。

同じ情熱派の上司でも「気合いだあ!」のタイプもおります。こういう人は、情熱過多なのかどうか、薄っぺらな報告書には見向きもしません。分厚い報告書でなければ信頼しませんでした。文言も情熱あふれるものがないとダメが出ます。だから、計画数字もつい誇大気味になる。

また、ある上司は、派手な文言を嫌って、地味な報告書を好みました。このタイプは欠陥とかリスクがすぐ眼につきます。野村克也元監督もこんな感じだったでしょうか?

それから、ある上司は計画書ができると、それを忠実に守ろうとしました。情勢の変化などあまり関係ない。ひたすら予定を守ろうとしました。これは彼が自分自身の上司に忠実なのです。批判精神まるでなし。

まだまだいろいろな上司がおります

そもそも計画したら、実行には全然興味がないという人もいます。それで、もうできたつもりになっている。こういう人に限って、理論どおりに現実がいかないと首を捻る。計画通りにいかないほうが普通なんですがね。

誰かほかの人がやっているからとか、よその会社がやっているから、自分たちもそれを真似して計画しようという上司もいます。きっと自分では責任はとりたくないのですね。

計画を聞いて、内心では不満をもっていても、部下が強く言うと反対できない上司もいます。
性格が優しいからとも言えます。でも内心では非常に感情的になって怒っています。顔はニコニコしていますが、内心は煮えくりかえっていますね。顔に出ない分、あとがおおコワ。酒に酔ったら、からまれて殴られてもしりませんよ。

とにかく、いろいろな人がいますから、相手の性格や癖を見誤りますと、ひどい目に遭います。


人間分析の理論

人間行動のパターンは千差万別ですが、実は10種類のパターンに分類できます。しかも、その人の行動を観察すれば体型までもだいたい想像がつきます。つまり肉体的特徴と性格が不可分となって理解されるのです。これが、「整体」という言葉をはじめて作った野口晴哉先生の『体癖論』です。

この体癖のパターンを当てはめて相手のことを考えれば、相手のことが非常に理解しやすくなります。

参考:感受性の概要(ここでは簡略化のため5種類に分類しています)

画像の説明

野口晴哉先生が生み出した『体癖論』は人間の心理傾向だけを述べたものではありません。心理傾向、体型、運動特性、仕草、罹りやすい病気などが全部一体になって説明されています。

ですから、初対面の人にも使えます。相手の格好やちょっとした仕草から、どんな性格かが見抜けます。もちろん初心者がいきなりそこまで判別できるわけではありませんやはり、人を見る「眼」を育てないといけません。

体癖論については、以下の文献が原典です。

野口晴哉『体癖』ちくま文庫:アマゾン



野口晴哉著『体癖』は、人間理解にかかせない書籍です。ただ、整体の先生ですから、その面の思想も入っています。さらに内容が非常に深いため、かなり難しいのも事実。

ハウツウのようにすっとわかるものではありません。実際、アマゾンの書評にもそのように書かれています。そこで、『行動分析の手引』は『体癖』のなかの行動特性や心理的特性を主に特に取り出し、一般の方向けに解説しています。

また、整体の技術的問題についてはほとんど触れていません。ですから、体癖と何か興味をもった初心者の方に是非お読みいただきたいと思います。


こんな方は是非人間分析を勉強してください

職場の人間関係づくりに効果的

「近頃の若者は……」というのは、いつの時代でも聞かれるフレーズです。

上司にとってわかりにくい部下というのは、自分とはまったく違う価値観で生きている人間です。つまり、それまでそういうタイプに会ったことがなかったので、とまどっていることが多いのです。しかし、相手の価値観や行動パターンがわかれば、この問題はかなりの確度で解決できます。

逆に、上司のことが理解できず不満を抱いている部下もいるでしょう。先ほどあげた、いろいろな上司がその例です。

自分が好きな上司というのは、自分がよく知っているタイプの場合が多く、そういう上司とは比較的折り合いがつけやすいものです。しかし、自分とはまったく行動パターンが違う上司に遭遇するとわけがわからなくなりがちです。

人間分析を学べば、
「ははーん、この上司はこういう価値観で行動しているのだ」とわかります。

相手の手の内がわかれば、対処法は比較的簡単に思い浮かぶでしょう。

人とうまく会話できないと考えている人

私は元来内向的な性格で、人と積極的に交わるのは得意ではありません。すぐ人見知りするのです。学生時代、ゼミなどで意見を言うのをいつもためらい黙っていました。

人としゃべるときにも話題がみつからず、黙って聞いていることの方が多かったように思います。おとなしい人だと見られていました。

しかし、社会に出ると、こういう態度はハンデになりました。コンサルティング会社に入るような人は、だいたいが外向的で、自分の考えはこうだ、と積極的に示すのが上手な人が多いのです。

それに比べて、自分は何か言わなければと思うのに、全然思いつかないのです。特に新人歓迎会のようなところで、全然だめ。これでは、上司だけでなく先輩にすらアピールできませんでした。

そんななかで、生き抜くにはどうしたらいいだろうかと真剣に悩みました。しかし、私のような口べたな人間は、実は大きなメリットがあります。それは「人の話をよく聞ける」という才能です。

人の話を聞くのは結構苦痛なことです。自分の言いたいことを言う方が気分がいいにきまっています。

「俺が、俺が」と目立ちたがる人は、なかなか相手のことを観察しようという気にならないものです。

その点、無口な人、口べたな人は、相手を観察するときでも、比較的苦労なくできます

こういう人こそ『行動分析の手引』を読んでもらいたいのです。あなたがもしそういう人なら、急激に効果があがります。

内向的な人が学ぶと内向的でなくなる

内向的な人が『行動分析の手引』を読むと、相手のことがよく見えてきます。相手の好みとか行動の癖が手に取るようにわかりますので、話題をそのことに振ればいいだけです。

そうしたら、あとは相手が勝手にしゃべってくれます。しかも相手は自分の話をよくぞ聞いてくれたと感謝します。こんな楽なことはありませんね。

すぐ腹を立てる人

相手が自分の思い通りに動かず、すぐ腹を立てる人がいます。こういう人が上司ですと部下はたまりません。

しかし、人のことを怒って気分のいい人はあまりおりません。そういう人は『行動分析の手引』を読めば、眼から鱗が落ちるでしょう。

自分と同じように考えるとばかり思っていたが、実は全然違うんだとわかるようになるからです。それがわかれば、その違いに応じて対処すればいいのだとわかります。

また、見解に違いがあっても腹が立たなくなります。「この人はこういう人なんだ」とわかるので、仕方ないとあきらめがつくからです。

割り切れれば、意見の違いにはあまり腹が立たなくなります。こういう割り切りは、精神衛生上とてもいいものです。

無料ebook『行動分析の手引』

「eBook行動分析の手引」をPDF版で入手いただけるようにいたしました。この資料は、人間行動を10種類に分けて、人間理解を進めるものです。

こちらの人間分析学ブログがなぜこういうことが言えるのか、そのネタというか、原点ということになります。

画像の説明



人間分析にご興味のある方、対人関係にお悩みの方は、下のダウンロードボタンをクリックしてお申し込み下さい。費用は無料です。



『リーダーの人間行動学』(テキスト)

『リーダーの人間行動学』は、『行動分析の手引』を実例とともに解説したものです。つまり、実際の人間にあてはめて分析したのが『リーダーの人間行動学』です。

ケースとして、歴史上の人物の行動をいくつか分析しています。この本をお読みになれば、人間分析とはどのようなものか、よりビビッドにご理解いただけると思います。

リーダーの指導力向上にも人間分析は効果を発揮

人間は一人ひとり個性が異なっている。このことは、頭では誰もが理解していることです。でも、このことを身にしみて感じていないと、リーダーとして部下を指導するさいにたいへん悩むことになります。

このような考え方を理解するための本を書きました。是非、『行動分析の手引』と併せて読むことをお薦めします。

人間分析のポイント

『リーダーの人間行動学』の冒頭ではこんなクイズを出しています。

船が座礁してしまい、乗客は救命ボートに乗り移ろうとしました。ところが、人数が多すぎて、何人かは岸まで泳いでいかなければなりません。どうやって説得するか。

イギリス人には
「ジェントルマンらしく行動してくれ」

ドイツ人には
「船長の命令である」

イタリア人には
「君は飛び込むな」

アメリカ人には
「保険に入っているから大丈夫」

日本人には
「みなさん、泳いでいますよ」

傑作なジョークですよね。いつも笑ってしまいます。しかし、これはなかなか含蓄のあるジョークでもあります。つまり、人間は何によって動かされるかということなのです。

結局、人間はすべて合理的に行動しているのです。ただ、その合理性が他の人と一致しないだけなのだと思います。その合理性とは、結局のところ価値観といえます。何を大事にしているか、ということです。

イギリス人は社会的名声をとても大事にしている。
アメリカ人は経済的利益をとても重視しています。
日本人は、組織の中での調和を重視しています。

実は、これらは人間の価値観の類型といえます。ですから、日本人のなかにも、イギリス人的価値観やアメリカ人的価値観をもっている人が当然おります。

説得のためにコミュニケーションを行おうとするとき、相手の価値観をしっかり認識しないと、まるで外国語で話しかけるようなことになりますね。

リーダーの人間行動学

リーダーの人間行動学

人間を観察・分析する上でのフレームワークを学ぶことができます。つまり、人間行動学科全体の概念をまとめたものです。人間の行動基準10パターンの説明を、歴史上の人物を分析しながら説明しています。この本をお読みいただくと、L研リーダースクールが考える「人間を見る力とその訓練法」のイメージがよくご理解いただけると思います。
鳥影社 2010年 定価 1,500円+消費税
リーダーの人間行動学 内容詳細・立ち読み版ダウンロードはこちら



人間関係改善のための動画人間分析学講座

ebook「行動分析の手引」では、文章で人間分析の方法をご覧いただくようになっています。もう少し、肉体的な問題もからめると、よりよく理解できます。そこで、この動画講座では、そのあたりをていねいに解説しています。

感受性と肉体的特質との関係

体癖論によれば、人間の感受性(価値観とか行動基準のこと)はごく大ざっぱにいうと10種類あります(ほかにも2つあるのですが、L研リーダースクールでは初学者の理解を考慮し、これにとどめています)。

人間の腰椎は5つありますが、どの骨に重心がかかりやすい体型をしているかで、人間の性格、行動特性、価値観、体形、罹りやすい病気などが決まってくることが観察からまとめられました。

最終的には、この5つの腰椎に対して裏表の2種類があるということで、体癖論では人間を10種類のタイプに分類しております。10種類の体癖は、それぞれ肉体的特徴、動作特性、行動基準などが定義されています。

ごくはじめのところを動画でお示しします。これをさらに学ぶと、相手の身体の特徴からも、コミュニケーションの方針が判断できるようになります。

(人間分析の基礎)[5:18]



詳細は、下記の動画人間分析学講座でご覧になれます。

画像の説明

感受性の解説動画です。費用は12,000円(税込み)です。
内容は人間の行動基準や行動パターンの解説です。

『行動分析の手引』『リーダーの人間行動学』とあわせて学べば、人間分析の理解がぐんと向上します。動画ですので、肉体的特徴なども視覚的により理解しやすくなっています。

講座の詳細はこちら