話しの腰を折る人とは

3種9種は野口晴哉先生が最悪の体癖と言っていた体癖です。

もちろん、人それぞれ好みがありますから、一概には言えないのですが、先日確かにそうかなという気もしたことが私の身の回りで起きました。

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3種9種とは3種に9種が混じっている人のことです。最悪の体癖のような気もします。

実は今週の日曜日に、法話会に出かけてきました。そのときのことなんです。

この法話会は父の葬儀でお世話になったお坊さんが開く会で、年に3回あって、今回はお盆法要と法話。

ちなみに「お盆」というのは、仏教ではない偽経という説もあるそうです。

仏陀のお弟子さんのなんとかという人の亡くなったお母さんが餓鬼道に落ちているのを、釈迦は神通力で見抜いた。なんでも餓鬼道というのは、つねにお腹がすいていて、物を食べられない状態だそうです。さぞや苦しかろうて。

そのお母さんをお盆の頃に供養したら、餓鬼道から抜けることができた。ということで、お盆の風習が奈良時代以来続いているということですが、偽経のようだという。

そんな話しを聞いたあと、食事になりましたが、ここからが本題。

お坊さんが熊本に出かけて講話をするという話しが出たので、私が「今回の地震と関係するのですか」と問いかけたところ、「毎年行っているものですが、今回は特に地震のあとなので励ましてあげたい」と言って、当地の状況などを話し出しました。

すると、隣にいた70くらいの女が突然「地震て本当に怖いよね」とかなんとか言いながら、自らの体験を展開していく。

お坊さんは話しの腰を折られて、苦笑するばかり。

さて、お坊さんの隣にいた男Aが「今は元気だけど、介護が必要になったら、息子たちに世話にならんといかなくなるかな」と。

すると、例の女、「元気なうちはみなそう思うもの。だけど子供は仕事があるから、面倒なんかみてくれなくなるわよ」

そんなものかと私は聞いていたが、男Aはなぜかかちんと来たようで、「それは一般論で、うちは違います」

女、それでも持説を曲げず「子供は仕事があるから、面倒なんかみてくれなくなるわよ。絶対無理よ」

男は腹に据えかねた様子で「うちは状況が違います。もうその話は終わりにしてください」と言い返す。

お坊さんも見かねて「Aさんの息子さんはよくできた人なんですよ、ほんとうに」と救いの手。

しかし、女は相変わらず「子供は仕事があるから、面倒なんかみてくれなくなる」の一点張り。

なんとなく、周囲はしらけた感じで、別の話題に移っていく。

とまあ、こんなことが起きたわけですが、3種というのは、人の話しを聞かない。

すぐに自分の話にもっていく。最初の地震の話題などまさにこれ。自分の身近なことにしか頭が働かないのかもしれません。

ただ、3種は明るく華やかで邪気がなくにぎやかで、「仕方ねえなあ」ですむところがある。

しかし、これに9種が混じると、可愛さよりも強さというか憎々しさが出てくる。後半の話題などまさにこれでしょう。

人の話の腰を折り、さらに頑固に持説を主張する。自分の意見はともかく、別に人の家のことなど適当に話しを合わせて聞いていればいいものをと思うが、そうしておれないのですかね。

3種9種とは困った人のようだ。

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◆初めての方に

人間の価値観には10種類あります。そのどれを重視している人かを見極めると、リーダーシップが格段につきます。

例題:船が座礁してしまい、乗客は救命ボートに乗り移ろうとしました。ところが、人数が多すぎて、何人かは岸まで泳いでいかなければなりません。どうやって説得するか。

イギリス人には
「ジェントルマンらしく行動してくれ」

ドイツ人には
「船長の命令である」

イタリア人には
「君は飛び込むな」

アメリカ人には
「保険に入っているから大丈夫」

日本人には
「みなさん、泳いでいますよ」

傑作なジョークですよね。いつも笑ってしまいます。

しかし、これはなかなか含蓄のあるジョークでもあります。つまり、人間は何によって動かされるかということなんです。

結局、人間はすべて合理的に行動しているのです。ただ、その合理性が他の人と一致しないだけなのだと思います。

その合理性とは、結局のところ価値観といえます。何を大事にしているか、ということです。

イギリス人は社会的名声をとても大事にしている。

アメリカ人は経済的利益をとても重視しています。

日本人は、組織の中での調和を重視しています。

これらは人間の価値観の類型です。ですから、日本人のなかにも、イギリス人的価値観やアメリカ人的価値観をもっている人が当然おります。

ですから、説得のためにコミュニケーションを行おうとするとき、相手の価値観をしっかり認識しないと、まるで外国語で話しかけるようなことになりますね。
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■『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)
体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典、大村益次郎、ショパンとサンド、空海と最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます。一部立読みが可能です。
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■こちらも併せてお読み下さい。
リーダーのコミュニケーションスキルに関する参考書籍
『リーダー感覚 人を指導する喜び』(鳥影社)
ほめる訓練から説得の作法、リーダーの条件などについて詳しくまとめています。L研リーダースクールでは、実践的な研修を用意していますが、そのテキストです。

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Tag: 感受性タイプの理解

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