たまにはコーチングから題材を選んでみた

あるコーチングの人たちが書いた人間分類です。簡単にまとめると、この4種類だということです。

「現実派」――行動力と決断力がある半面、自信家で自説にこだわり、他人から指示されるのを嫌う傾向がある

「社交派」――話好きであり、アイデアが豊富で想像力がある半面、時として感情的になったり、非現実的になったりする傾向がある

「理論派」――事実やデータを重視し、正確性と分析力がある半面、完璧主義者であるため、行動が慎重であり、変化に弱い傾向がある

「友好派」――協調性があり、気配り上手で、忍耐強い半面、いい人になりたがるために対立を避け、受動的になる傾向がある。

引用:成功するITマネージャーの「人づきあい術」:4つのタイプに応じた効果的なコミュニケーション術 - ITmedia エンタープライズ

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ここで言う現実派の説明はこんな感じ。

「現実派が好むこと」
・単刀直入に用件から切り出す
・相手が主導権を守れるようにする
・結論を先に伝える
・一番重要視していることを聞き出す
・選択肢を説明して相手に自己決定させる
・用件が済んだら速やかに立ち去る

現実派が嫌がるのは、
・世間話、お天気話、趣味の話
・非効率、優柔不断、利用される
・「無理」なことを「検討する」という表現で期待させられる
・答えを押し付けられたり、誘導されたりする
・一方的な指示をされる
・自信のない態度をとられる
・話が冗長で、結論が曖昧

これは私が言う「利害得失に敏感な前後型5種」に近いと思います。コーチングの本家アメリカは、なんと言っても、5種の文化ですから、彼らにとってこういう人が理想のリーダータイプなのではないでしょうか。

5種の人にはこう接するといいんですね。勉強になりますね。さすがアメリカ人は自分のことはよくわかかっている。しかし、日本人は5種だけじゃないですから。

次は「社交派」。これは突っ込み所満載。たぶん、コーチングの本家、アメリカではプロモーターと呼んでいるのではないか。私の感受性分析では、左右型3種、好き嫌いの感情屋さんにあたると思います。

というのも、「社交派」を説得する方法をみるとこんなことを言っています。
・興味を示す話題を提供し、話をさせる
・優先度の高い項目に集中し、最初に要点の概略を示す
・新しい手法、新しい展開、新しい仕組みを強調する
・大企業、著名な人、権威のある人も賛同していることを示す
・自由に話をさせる

「社交派」が嫌いなことは
・繰り返し、複雑
・堅苦しい用件のみの話をされる
・自慢を無視される
・資料データの説明に終始される
・話す機会を与えられない
・選択肢を与えすぎで決断を面倒にされる

こうやってみると、やはり左右型の特徴を言っています。これは社交派ではありません。好き嫌いの感情家、むら気の3種です。言いたいことを言っている人。理屈なんかある意味どうでもいい。

3種の特徴は、韓国人の行動を見ていればわかります。理論的に考えられず、感情が一人歩きする。自分で問題を解決しようとせず人に依存する。責任をもたされるのが嫌いなのです。

力のない人間は馬鹿にする。正しいことと強いことの区別がつかない。だから、強い人にはぺこぺこして、弱く出る人間からは徹底的にむさぼろうとする。弱い人間と優しい人間の区別もつかない。力こそ正義ということか。

亭主が定年になったとたん馬鹿にするのは3種の女房です。露骨に馬鹿にしなくても、「もう、仕事しないんだから、あんたの食事の支度なんかもうしない」ですって。

税務調査が入った会社社長の女房は「もし脱税であんたが牢屋に入ることになったら、離婚するからね」ときた。自分を守ることが第一関心事なのです。つまりは、いつまでたっても子供ということ。

3種は、人の話なんか聞かない。自分の言いたいことだけ言っている。そして、気分がよければそれでよし。そのくせ、人に自分のいいとこを見せて、威張りたい。

しかも、自分では責任を絶対とりたがらない。だから、意思決定の逃げ道を常に用意することが必要。ということで、上の「大企業、著名な人、権威のある人も賛同していることを示す」ことが説得には特に大事なのです。

しかし、こういった注意書きなんか必要ないんです。とにかく「おいしいものを食べに行きませんか。ごちそうしますよ」と誘うのがいちばん効く。これはコーチングの本には書いていません。いちばん効くのにねえ。

次回は残りの二つの派をとりあげましょう。


◆初めての方に

人間の価値観には10種類あります。そのどれを重視している人かを見極めると、リーダーシップが格段につきます。

コミュニケーションスキルと感受性の知識を併せ持つことが、これからのリーダーにとって、たしなみになるということです。

例題:いつも言っていることなので、よくご存じの方にはおわびします。

船が座礁してしまい、乗客は救命ボートに乗り移ろうとしました。ところが、人数が多すぎて、何人かは岸まで泳いでいかなければなりません。どうやって説得するか。

イギリス人には
「ジェントルマンらしく行動してくれ」

ドイツ人には
「船長の命令である」

イタリア人には
「君は飛び込むな」

アメリカ人には
「保険に入っているから大丈夫」

日本人には
「みなさん、泳いでいますよ」

傑作なジョークですよね。いつも笑ってしまいます。

しかし、これはなかなか含蓄のあるジョークでもあります。つまり、人間は何によって動かされるかということなんです。

結局、人間はすべて合理的に行動しているのです。ただ、その合理性が他の人と一致しないだけなのだと思います。

その合理性とは、結局のところ価値観といえます。何を大事にしているか、ということです。

イギリス人は社会的名声をとても大事にしている。

アメリカ人は経済的利益をとても重視しています。

日本人は、組織の中での調和を重視しています。

これは人間の価値観の類型です。ですから、日本人のなかにも、イギリス人的価値観やアメリカ人的価値観をもっている人が当然おります。

ですから、説得のためにコミュニケーションを行おうとするとき、相手の価値観をしっかり認識しないと、まるで外国語で話しかけるようなことになりますね。
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■『リーダーの人間行動学――人間を見る力を鍛える』(鳥影社)
体癖論の感受性理論をベースに、歴史上の人間(探険家スコット、乃木希典、大村益次郎、ショパンとサンド、空海と最澄)の行動分析を通じて、感受性の解説を行っております。営業折衝や対人折衝にとても役立ちます。一部立読みが可能です。
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■こちらも併せてお読み下さい。
リーダーのコミュニケーションスキルに関する参考書籍
『リーダー感覚 人を指導する喜び』(鳥影社)
ほめる訓練から説得の作法、リーダーの条件などについて詳しくまとめています。L研リーダースクールでは、実践的な研修を用意していますが、そのテキストです。

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Tag: 左右型 5種
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